SERVICE Blog(UK travel diary Vol 3)
2017/08/08
UK travel diary Vol 3と言う事で
工場内の様子をレポートしたいと思います。
まずは全体図から
黄色の枠が皆様が良く見る本社のメインの建物になります。
そして、赤枠が工場。
左下の青の枠は研修室になります。
本社前に広がる綺麗な庭園を歩くと。。。。
メインの本社前に到着します。
エントランスとなり、
この先が工場の入り口となります。
ここからは完全に写真NGとなります。
工場内は白色で統一され、ゴミ一つ無いとてもクリーンな工場となっています。
そんな工場の中では、どの様な事が行われているのでしょう?
まずは内装編から
シートや、コンソールなどの内装の組み付けは熟練した作業員が
一つ一つ丁寧に組んでいきます。
繊細なレザーを組み付ける際に必ず必要な特殊工具がこれ、
クジラの骨なんです。
繊細なレザーを組むのに、工具の固さがちょうど良いみたいです。
内装を手掛ける職人さんはみんないろんな形をした骨を持って
いました。(写真はNGでした・・・・・・)
一脚のシートを完成するのに約30分(とても速いです)
それでも全てのパーツを組み付けるまでに50時間必要となります。
そして刺繍。
これは特殊なミシンを使用し細かく縫い上げます。
例えば、写真にあるASTONMARTINのロゴ=4800針
DB11の文字=5960針
ザガートのZ=6900針
手作業ではとても縫えるものではありません。
これだけ細かく縫い上げて出来た刺繍は一つの作品に見えますね。
穴あけ加工(パーフォレーション)
シートに無数の穴があり、そこから風を出すことにより
座面と背面の熱を取り除く事が出来ます。
また見た目もパーフォレーションがありとなしでは違います。
パーフォレーションが無いシートもシンプルで私は大好きです。
この穴あけ加工なのですが、アストンマーティンでは穴を開ける機械に特許を取っています。
また、デザインから穴あけ加工まで全ての作業を出来るのはアストンマーティンのみとなります。
内装へのこだわりは、他社と比べ群を抜いていますね。
そして、アストンマーティンのこだわりの一つでもある塗装。
細かい行程をへて完成した塗装(この状態で出荷しても他ブランドよりも美しい塗装の仕上がり)
なのですが、アストンマーティンはここからさらに
物凄く目の細かいサンドペーパー(紙やすり)で磨きます。
そして、もう一回人が塗装し、最後にロボットが塗装します。
塗装するのに必要な時間は1台で50時間(1週間)必要となります。
こだわり抜いた塗装は色の深さ、美しさが全く違います。
塗装を施した車体、内装、エンジン、ミッションを組み上げていきます。
そして、最終チェック。
ローリングテスト100㎞。
凹凸のあるローラーで異音や車体に問題が無いかチェックし。
キャリブレーションルームでホイールアライメントや各機能の校正を行います。
最後に人の目で細かい傷、塗装むらなどないかチェックし完成となります。
ここまでの作業にかかる1台当たりの作業時間は250時間
1台のアストンマーティンがお客様の元へ届くまでに、200人以上の手がかかっています。
1台の車を造り上げる為の細部に渡るこだわり、情熱、思い。
自分自身で感じる事が出来、大変貴重な体験をする事が出来ました。
そして感じた思い、情熱、こだわりを皆様に正確にお届けする事がとても重要だと感じました。
数に限りはございますが、皆様にイギリスのお土産がございます。
お茶を飲みながら、ショールームでイギリスを感じて頂ければと思います。
いらないと思いますが、土産話もあります・・・(笑)
お時間ございましたらショールームにお立ち寄りくださいませ。
皆様のご来店心よりお待ちしています。
アストンマーティン広島
Tel 082-255-0070
E-mail info@m-auto.co.jp
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