セーフティーカー&メディカルカー
3月に入り、F1関連のニュースが続々と入り、
次第に盛り上がりを見せるアストンマーティンF1チーム☆
先日のブログでもご紹介したアストンマーティンF1復帰のニュース!↓
https://www.m-auto.co.jp/blog/astonmartin/2021/02/23/post-16506/
喜ばしいニュースで、ワクワクした気持ちが先走っていますが(笑)
実はスターティンググリッドに並ぶのは、2台のレースカーだけではないんです!!
ビッグニュース!!なんとアストンマーティンの車が
『フォーミュラーオフィシャル セーフティーカー』および『フォーミュラー オフィシャル メディカルカー』に選定されました!!
両車とも外観はチームカラーリングと同じカラーで公開されています。
ウィングマークで有名な英国のラグジュアリーブランドが
選ばれるとは、、、詳細を聞かずとも分かるそれは、
モータースポーツ界でアストンマーティンがそれほど高く評価されている証です!
その高く評価された車のうち1つはVantage
Vantageはレースでも実際に走る車ですが、
今回ご紹介するのは『セーフティーカー』としてなので、市販車やレースカーとは仕様が異なっています。
まずその『セーフティーカー』ですが、、、
レースではよく知られている存在で、重要な役割を担います。
それはモータースポーツにおいて必要に応じて介入を行い、ペースをコントロールするという極めて重要な仕事なんです。
例えば、コース上で事故を起こし路面に脱落した車体や部品の破片が散乱していると、
その他のレースカーが危険な目に、、、というのは想像できますよね。
または、マシン本体がコース上に止まっている場合、
散乱した部品による損傷や二次クラッシュが起こりやすくなります。
それを防ぐ目的でレースを先導する車があるとレーサーたちの命が危険に晒されるのも少しは減りますよね。
そういった役割をもつ車を『セーフティーカー』と呼びます。
つまり『セーフティーカー』は
F1レースで走っている車と同じくらいの技量やスピードを持ったそれ相応の車が選ばれるということになります。
『セーフティーカー』がレースに入った場合、
走行速度というものが決められるため、理想的ではない低速走行が続くとレースカーに様々な負担がかかってしまいます。
そのため、『セーフティーカー』もまた、速いラップでサーキットを走行できなくてはなりません。
レース中でもスピードを下げず、邪魔をしない速さが求められるこの『セーフティーカー』
アストンマーティン製品ラインナップの中でもっともパワフルなVantageが選ばれた理由がわかりますよね!
そのVantageをベースとして特別仕様の車が開発された今回の『セーフティーカー』
英国ゲイドンのアストンマーティン本社に在籍する経験豊かなチームが開発したこの車両は
シャーシと空力性能に大きな改良が加えられています。
また、レースに侵入した際、あらゆる天候条件でも、後方から明確に視認できるよう、
リアのナンバープレートはLED照明によりSAFETY CARの文字が浮かび上がるようになっています。
一方『メディカルカー』には、アストンマーティン初のSUVであるDBXが使用されます。
このDBXは、アラン・ファン・デル・メルウェ氏がドライブし、
FIA F1の医療対応コーディネーターであるイアン・ロバーツ氏が同乗します。
レースのスタート時にはグリッド最後尾からスタートして隊列を追いかけ、
緊急事態が発生した場合には即座に救助にあたります。
またレース中には、必要に応じてピットレーンから出動することもあります。
DBX最大の魅力といっていいほどキャビンは広く、多くの荷物を積むことができるので、
大型の医療バッグを含む大量の医療機器やAED装置、2本の消火器などを搭載しています。
632リットルのトランクスペースを備えたDBXには充分な余裕があります!
またドライバーのグローブに仕込まれたシステムを介し、
生体認証データもリアルタイムで表示され、読み取ることができるようになっているのです。
これにより、事故が発生した時に、ドライバーの状態に関する重要な情報を知ることができるようになっています。
【Vantage】も【DBX】も、
シルバーストーンにあるアストンマーティンの施設において高速耐久評価やアグレッシブなサーキットをはじめとするテストを繰り返しました。
そして、あらゆる天候条件でも性能を発揮できるよう、
ダイナモ気候チャンバーでのテストも実施されました。
60年の時を経て、モータースポーツの頂点であるF1に復帰しただけでなく
オフィシャルセーフティーカーとオフィシャルメディカルカーに選ばれたことをとても誇らしく思います。
まず、私たちが見れるのは、バーレーンで行われるプレシーズン・テスト走行の3日間(3月12日〜14日)となっています。
もちろん、2週間後に同じ場所で行われるFIAフォーミュラー世界選手権の開幕戦にも登場します。
レースが無事に何事もなく終われるよう、
今回選ばれた【Vantage】と【DBX】が目覚ましい活躍を遂げてくれることと思います!
Written by Y.H
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