フランス研修レポート4日目
皆様、お世話になっております。
アストンマーティン広島 営業部の青井です。
前回より書き始めた、フランス、ポーでの研修レポート。
ついつい、12月に入り色々忙しくしていたので、更新が遅れてしまいました。
申し訳ございません。
もう一気に書いてしまいます。
さて、前回、研修レポート3日目ではポーでのサーキットを通じてDBSスーパーレジェーラの高性能かつおもてなし能力の高さに驚嘆した一日でした。
旅の工程では4日目。
研修の工程では3日目はいよいよ最後の研修です。
実走行を踏まえたうえで、色々検証していきます。
一つのテーマとして、DBSスーパーレジェーラの属するカテゴリーは「スーパーGT」
ちなみに、DB11は「GT」
NEW VANTAGEは「スポーツ」
です。
その違いを明確にしていくことにより、DBSスーパーレジェーラの本質をついていく、というものでした。
そこで、私も研修直前に試乗していった812スーパーファーストでの経験も踏まえてグループディスカッション。
世界中のメーカーの車の話などもしながら、色々な観点から車のカテゴリが紐解かれていきます。
意見を要約すると、、、
「スポーツカー」
良い点
・抜群のスタイリング
・アドレナリンが噴き出すような刺激
・リセールが良いので乗り換えやすい
悪い点
・ラゲッジルームや定員数など日常使いには適していない
・気持ちよい領域を味わうためには、ある程度のスピードなど条件が必要。それに伴い覚悟が必要。
・全体的に手がかかる。運転手を差し置いて車が主役になる。
「GTカー」
良い点
・細かいところまで手の行き届いたおもてなし
・日常でも使えるし、非日常でも楽しめる
・オールマイティに活躍できる。
・スポーツカーに比べて気を遣う必要が少ない。
・運転手が主役になれる
悪い点
・リセールが下がるので、乗り換えが困難。一度買うと最後まで乗り続ける覚悟が必要
・スポーツカーに比べると刺激が少ない、興奮できない
・オールマイティな反面、全体的にすべて中途半端
こんな意見が出ました。
これを踏まえたうえで、「スーパーGT」とは何でしょう?という問いに対して、明確な答えを出すことが出来れば、その説明がそのままDBSスーパーレジェーラの商品説明になるという内容です。
その内容を、みんなで共有して、お客様に説明するためのプレゼンテーション内容にしましょう!という流れです。
私のプレゼンはこうでした。
スポーツカーは例えるなら「飲み屋で作った彼女」。
色々手がかかるし、お金もかかる。わがままだし、それなりにストレスもかかる。
でも、抜群のスタイルと美貌を持っており、刺激と興奮を得られる。
若いし、別れるときにもあまり後腐れなく分かれることが出来るところも、リセールの良さと似ている。
GTカーは例えるなら「お母さん」
自分のことを何でも知ってくれていて、自分のために色々してくれる。
全く気を使わなくても、自分に対しては気を使ってくれる。
会うとほっておいても食事も出てきて、食器も片づけてくれる。
当然、乗り換えたりする属性のものではないので、基本的には一生の付き合いになる。
となると、、、スーパーGTは、、、
答えは、「奥さん」
彼女に求める美しさと興奮を備えて、なおかつお母さんに求める気遣いも備えている。
もちろん、こちらも、奥さんに対する気遣い(つまりコスト)も必要になるが、しっかりと気遣いを注げば、双方の利点を両方得ることが出来る。
乗り換えに関しては、不可能ではないが、やはりコストやリスクが、飲み屋の彼女に比べるとかかるであろうことも予想される点も似ている。
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ここら辺までプレゼンしたところで、他の参加者の方から
「で、、、それをどうお客様に説明しろと??」
・・・・
確かにその通りですね。。。
自分では的を射た発言だったと思うのですが、、、
そんなこんなでGTカーのカテゴリ分けは終了。
その後は、アストンマーティンならではのクラフトマンシップについて学びました。
ここも、色々なディーラーのスタッフが知っている「アストンならではの、他ではない、すごいポイント」のうんちく自慢対決!!
え?そんなところまで高級材質を使っているの?
え?そんなところって、分解できるメカニックしか見れないところなのに、そんなに気を使っているの?
もう、こだわり様が半端ないメーカーだということが、再認識されました。
ここでは説明しきれないほどの内容ですので、詳しく知りたい方は、是非アストンマーティン広島までお立ち寄りください。
一応、ここでは一つだけご紹介します。
バニティミラーってご存知でしょうか?
運転席と助手席の頭の上にある、サンバイザー。
サンバイザーを下げるとそこに化粧直ししたりするためのミラーがついています。
もちろんアストンマーティンは運転席、助手席ともに装着されています。
バニティミラーは、鏡面にホコリなど積もらないように、ふたがしてあります。
ふたは横にスライドして開けるスタイルです。
このふたをスライドする時の感触にこだわっているそうです。
確かに、程よい引っかかり感と、滑らかさが入り混じった感触です。
言葉で表現すると「ヌルーッ」とした感触です。
ついつい、何度も開け閉めしながらニヤついてしまいます。
こんなところにまでこだわりポイントがあるとはさすがです!!
実際に手で触って確かめたい方も、是非アストンマーティン広島ショールームまでお越し頂き、
「バニティミラーの開け閉めした時のヌルヌル感を味わいたい!」
と申し伝え下さい!!
ちょっと感動できると思いますよ!
さて、研修のすべての工程が終わり、一緒に学んだ、全国のディーラーのスタッフの方々と共に、フランス、ポーでの最後の観光です。
私は便の都合上、一晩多めに同じホテルに宿泊。
他のみんなは一日早くパリに行き、パリで観光することになりました。
みんなで観光できる最後の日、満喫することにします。
実は、私、青井は大の海外苦手人間でした。
本当にポーに来るまでは、日本を出るのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
しかし、着いてみるとあまりにも美しい自然、青い空、緑の大地、温暖な気候、おいしい料理、きれいな街並み。
全てがマッチして「もうここに住みたい!!帰りたくない!!」となってしまい、駄々をこねていたところ、優しい研修メイトたちが
「青井さんが永住できる家を探そう!!」
という乗りで色々めぐっておりました。
私の家候補とそこから見える街並み。
嘘です。
ポー城です。
とても美しい中世のお城でした。
冗談はさておきながら、みんなと街をめぐり、異国の文化に驚愕したり、、、
最後の最後まで楽しく過ごすことが出来ました。
もう、この時点では、絶対にまた来たい街になりました。
海外が好きで好きで仕方がなくなりました。
なぜ、こんなに素晴らしい経験を今まで積まなかったのだろう?と今まで無為に過ごしてきた人生を少し後悔しました。
そう、最終日にあんな事件が起こるまでは、、、
というわけで、次回、第5日目、研修レポート最終回にて、結局大どんでん返しが発生してしまいます。
最後の回はもう、アストンマーティン全く関係なしの内容になってしまいますが、よろしければ、あと一回だけお付き合いください。
(ちなみに、このブログを書いている時点で、第5回も書き終わっております。近日中にリリースできると思います。)
Written by 青井 薫生
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