フランス研修レポート3日目
皆様、お世話になっております。
アストンマーティン広島 営業部の青井です。
少し間が開いてしまったのですが、前回に引き続きフランスにて行われた、おもてなしにあふれた研修のレポートを致します。
研修としては2日目、旅の工程で言えば3日目にあたるこの日は、メインイベント、ポーのサーキット場でのDBSスーパーレジェーラの走行研修でした。
朝、ホテルのロビーで集合したのち、バスでサーキットへ向かいます。
向かっている時は朝8時ごろ。
フランスは日が沈むのが遅く、日が昇るのも遅かったです。
なんとなく、日本でいうところの6時くらいな感じで、夜型人間の青井には厳しい時間帯でした。。。
しかし、サーキット場へ到着すると、いきなり眠気も吹き飛びました!!
物凄い台数のDBSスーパーレジェーラが勢ぞろい。
しかも、かなりピチっと合わせて止めてあります。
インパクト大です!!
一気に目が覚めました。
ところで、、、
前日の研修で知ったことなのですが、DBSスーパーレジェーラはオプションでカーボンルーフを選択することが出来ます。
また、カーボンルーフでも、カーボン目がうっすらとしか見えない、ブラックカーボンというのもあります。
さらに、通常のブラック塗装ルーフも選ぶことが出来ます。これはアルミ素材です。
そして、実はカーボン素材とアルミ素材では、ルーフの形状が微妙に違うのです。
👆こちらがアルミルーフ。
よく見て覚えておいてください。
そして、、、
👆こちらがカーボンルーフ。
違いが判りますか?
答えは、カーボンルーフの方は、ルーフにデザインとして凹凸を入れています。
アルミにはないそうです。
ちなみに、この凹凸、空力効果はなく、デザインだそうです。
遠めに見ても、これを知っていると、カーボンルーフかアルミルーフを判別できますね!!
前日の座学で学んだことを早速実車で確認することが出来ました。
そして、サーキット走行へ。
パドックでブリーフィング。
しかし、パドックがすごいのです。
ものすごい種類のドリンクがあります。
瓶詰めのジュースが多かったのですが、それらがシャンパンよろしく氷水に使っています。
横には新鮮なフルーツも。
すみません、写真は撮り忘れました。
ブリーフィングを終えて、実車試乗へ。
一人の生徒に対して一人の講師がつくというスタイルなのですが、ものすごく教え方が丁寧です。
英語を話せない青井が、聞き取りできずに戸惑っていると、かならずゆっくり何度も説明してくれます。
こんなコースでした。
物凄く丁寧に教えてもらいながら、何周かを走った後に、先程のおいしいドリンクとフルーツを食しながら、今の走りの反省を行います。
ここまでの流れですさまじいホスピタリティを感じました。
まさか、サーキット場で走行練習するうえで、おいしいフルーツとドリンクで反省会を行えるとは!!
また、必ず運転席に乗るときにはドアを開けてくれて、
着座した時にはシートベルトを手渡ししてくれました。
その動きがとてもスムーズで、、、
しかも、白人のプロドライバーがみんなイケメンぞろいで、、、
男の私でも、ちょっとキュンキュンしてしまいました(笑)
実際にトレーニング中は、このようにおもてなしの心にあふれ、決して退屈することはなかったのですが、その分しっかりとプログラムが組まれており、
結果的に走行中の車を撮影することが出来ませんでした。
申し訳ございません!!
さて、午前中でサーキットを走って思ったことです。
まずはコーナリング。
ポーのサーキットは初めて走ったので、他の車との比較が無い状態でのDBSスーパーレジェーラの走行でした。
普通に走ると、「結構、頭の入りが良いし、トラクションもしっかりかかるなー」
というレベルでした。
しかし、比較対象で、
DB11 V12
Vanquish S Ultimate
と乗り比べをすると、、、
圧倒的に高いポテンシャルを持っていたことが分かりました。
体感速度が同じくらいのイメージでコーナーに突っ込むと、上記2台ではかなり恐怖でした。
どちらかというと、DBSスーパーレジェーラは、「コーナー中に安心して踏んでいける感覚」に感じました。
トルクに関しては、乗る前から圧倒的であることはわかっていたのですが、コーナーリングの素直さがとても際立った感覚です。
イメージ的には、「遅いスピードで曲がっていると勘違いしてしまうほど素直なコーナリング」というイメージでしょうか?
しかし、これらの特徴は、DBSスーパーレジェーラの魅力のほんの一部にしか過ぎませんでした。
それを語る前に、、、
ランチタイムです!!
昼食も、サーキットでお弁当くらいかな?と思っていたのですが、なにやらバスに乗って移動するようです。
向かった先は、、、
このように、青い空、緑の芝生の広がる丘に立った、歴史のありそうな建物です。
そこに、DBSスーパーレジェーラと、DB11がたたずんでます。
本当に絵になりますね!!
本当に、地平線まで建物がないのに、ものすごく青々と茂った芝生があるのです。
日本では味わえない気がします!!
とりあえず、中四国では私は知りません。
イメージ的には、バカでかいゴルフ場なのに、ゴルフ場がない、みたいなイメージでしょうか?
わかりにくくて、すみません。。。
そんな小高い丘に、
こんな感じのレンガつくりのような建物があります。
どうやら、ここが昼食のレストランの様です。
雰囲気が良すぎて痺れました!!
中はこんな感じ。
ここでビュッフェ形式で料理があります。
ここの女将さんは、英語がダメ。
もう、「ボンジュール!!」「メルシー!!」、そして笑顔だけで乗り切るしかありません。
意外と、意思疎通ができた気がします。
料理は、非常に美味でした。
特に、最後の写真にある、左側の黄色い物体!!
これは芋なのですが、こればかり何個もおかわりしてしまうほどの、香りと歯ごたえでした。
これを日本で食べたいです。
これがなんという料理かご存知の方がいらっしゃったら、アストンマーティン広島、青井まで是非教えて頂けましたら幸いです!!
さて、午後の部門です。
午後は、少しサーキットで走った後、市街地へDBSスーパーレジェーラに乗って繰り出すことになりました。
さすがに一般道に出ますので、運転はプロドライバーが。
我々は、助手席に乗って街に繰り出します。
実は、ここからが、DBSスーパーレジェーラの本領発揮でした。
サーキット走行ではわかりにくかった、超低速からの加速であるとか、高速巡行であるとか、そういう普段のシチュエーションの時に、すべての車の官能性が焦点を合わせている様に感じました。
とにかく、すべての動きに於いて「気持ちがいい!!」という印象です。
音も、ワインディングを走っている状態での回転数とスロットル開度で、ちょうど一番気持ちよく響いてくれる感じでした。
また、景色を見て、道路を見て、そしてその時にちらっと入ってくるインテリアがたまらなく格調高く感じます。
サーキットを走っているときは、インテリアなどは全く気にしていなかったのに、一般道を走ると、インテリアの格調高さが際立ちます。
サスペンションも、ものすごくしなやかです。
サーキットであれほどスムーズに走った後とは考えられないスムーズさで動きます。
助手席に乗っていてとても気持ち良いドライブを楽しめました。
途中で寄った、街並みです。
フランス、ポーの町の川です。
ここで気づいたのですが、この川って堤防が無いのですね。
気候が穏やかで、川の増水があまりないのでしょうか?
日本の河川は必ず堤防があるので、このように川と自然と建物が隣り合うことがないですよね。
昔のお城を巡ったり、大自然を満喫するところに行ったり、フランスの田園風景を楽しめるところに行ったり。
かなり気持ちの良い体験でした。
ここで、DBSスーパーレジェーラの乗り味と同じように感激したのが、運転して頂けるプロドライバーの方。
やはり、ものすごくホスピタリティの高い対応をしてくれるのです。
前述した通り、私はほとんど英語を喋れません。
もちろん、聞き取りも出来ません。
実際に社内で二人っきりで会話を成り立たせるのは難しいと思います。
しかし、この時のドライバーの方は、ずっと根気よく、簡単な英語のみで話しかけ続けてくれたのです。
もしも、これが日本人どおしで、仮に言葉が通じにくい人なら、おそらく車内は数時間の気まずい無言空間になると思います。
そうさせないように、ずっと気を使ってくれているのが感じられました。
色々ストーリーを伝えたい場所に行くと、そこの説明をずっと色々手を変え品を変え伝えようとしてくれている対応に、本当の意味でのアストンマーティンのホスピタリティを感じました。
ドライバーさんと一緒に記念撮影もしました!!
さて、そんな感じで、街中を抜けて、サーキット場へ帰って、この日の研修は終了です。
DBSスーパーレジェーラは本当に素晴らしい車でした。
この日一日、ありとあらゆるシチュエーションを運転して、感じました。
アストンマーティンが位置付ける、DBSスーパーレジェーラのカテゴリーは「究極のスーパーGT」
そもそも、スーパーGTって?と初めは思っておりました。
しかし、乗ってわかりました。
トップクラスのスポーツカーと同じ走行性能を持ちながら、GTカー以上の快適性も両立させる。
どんなシチュエーションでも車の気持ちよさを感じることが出来る。
けれども、助手席の人との会話を楽しみたいときには気を効かせて車が一歩後ろを歩くような、奥ゆかしさも持っている。
こんな車だと思いました。
大変長い記事になりましたが、研修レポート3日目は以上です。
さて、次回は研修でのまとめの作業に入っていきます。
こちらも色々な出来事がありました。
乞うご期待下さい!!
Written by 青井 薫生
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