注目の1台!
2016/04/30
英国のオークションハウス・ボナムズより、気になる予想が発表されました!
来月開催されるオークションにて、1954年製のアストンマーティン【 DB3S 】が出品され
アストンマーティンの歴代車輛の中でも、最高落札額が期待されるそうです。
その額、なんとおよそ10億円!
凄まじいですね。
ボナムズによりますと、英国の旧アストンマーティン・ワークスの工場で行われるオークション
「アストンマーティン・ワークス・セール」に、このシャシーナンバー「DBS3S/5」を出品予定とのこと。
何故、この車両がそこまで高額落札予想されているのか?
それはこの車両の歴史にあるようです。
今回、出品される【 DB3S 】は、生産された31台のうちの5台目。
元々DBシリーズの名付け親、デビッド・ブラウンの私用車として作られました。
しかし、別の3台が1954年のル・マンで起きた事故で大破となり
デビッド・ブラウンは、自身のDB3Sをレーシング部門に引き渡します。
そこから、当時の最先端技術として実験的に造られたグラスファイバー製ボディは
アルミニウム製に交換され、完全なるレース仕様へと変身。
サー・スターリング・モスなどのドライバーによって
スパ・フランコルシャン、ニュルブルクリンク、ミッレミリアなどを駆け抜けました。
レース車両としての歴史とともに、映画への出演もございました。
1960年のコメディ映画『 School for Scoundrels 』に登場したそうです。
懐かしく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね♪
これらの経歴から、およそ600万ポンド~700万ポンド
日本円で、約9億3,000万円~10億8,000万円で落札されるのではないかと予想されております。
これまでのDB3Sの最高落札価格は、550万ドル(当時のレートで、約6億6,000万円)ですが
それを凌ぎ、アストンマーティンの中でも最高額の1台になりそうです♪
ちなみに、このThe Aston Martin Works Sale には、他にも数々の稀少なモデルが出品される予定です。
Aston Martinファン垂涎のオークションですね!