アイコンの血統にふさわしいフィナーレ





先日ついに、ベールに包まれていた新型V12 Vantageの詳細が発表されましたね!



いままでは公開されている情報がほとんどなく

気になっていらっしゃる方も多かったのではないでしょうか!?





世界限定333台で生産されましたが、

予想をはるかに上回る需要だっだようで、世界中のアストンマーティンに問い合わせが殺到しました。



そのため、受注開始後すぐに完売となりました。











実際に、以前からお客様より「V12のVantageは出ないのか…?」

と聞かれることも多々あり、我々スタッフも需要の高さを感じていました。















それではV12 Vantageの気になる全貌を解き明かしていきましょう。





ひとつの時代を締めくくるファイナル・エディションとなったVantageの心臓部は

700PS/6,500rpmmの最高出力と735Nm/1,800~6,000rpmの最大トルクを発揮する5,2リッターです。



さらに200mph(約320㎞/h)の最高速度を誇るV12 Vantageは、

0~60mph(0~96㎞/h)を3.4秒で加速する事ができます。







しかし、V12 Vantageはパワーやスピード、驚異的なサウンドだけの車ではありません。





アストンマーティンの理念でもあり、すべての車種に施されているように、

性能を極めたドライバーズカーとなるよう徹底的なエンジニアリングがV12 Vantageにも施されています。





圧倒的なパワーユニットと、車両全体に使用された軽量素材の効果により、

V12 Vantageパワーウェイト・レシオは390PS/tに達します。



これはV8仕様のVantageと比較すると20%以上も高い数値なのです。









さらに、新しいアンチロールバー、ブッシュ、スプリング、ダンパーで構成される

新開発のアダプティブダンピングサスペンションを採用しています。



スプリングレートは、フロントで50%、リアで40%強化されており、

トップマウントの剛性も13%引き上げられています。

また、アンチロールバーの剛性は、フロントを5%高めながら、リアは41%ソフトな設定としました。



これは快適性への配慮であり、リアにはテンダースプリングを組み合わせることができます。

テンダースプリングは、メインスプリングよりもスプリングレートが低く、

ドライビングダイナミクスに影響を与えずに優れた乗り心地を実現してくれます。







また、V12 speedsterやVantage F1 Editionの技術経験を活かし、

実現できないと思われた洗練性と使い勝手を実現させています。





それは《シフトスピードとドライバーの一体感》です。

なんとアダプティブソフトは、運転状況とドライバーの意思を学習し、

適切なタイミングで適切なギアを選択、人と車の一体感を生み出すことに成功しました。







また外装のリヤスタイルでとりわけ目を惹くのが、

センターマウントの2本出しエキゾーストシステムと巨大なリヤウイング。



『控えめなシルエットを好むオーナー様のために』…とリヤウイングにはレスオプションも設定しています。











先程も写真で少し見えましたが、、、

インテリアに目を移すと、現行モデルのVantageでおなじみのレイアウトが広がります。



しかしながら、『ウィング』キルトとパフォーレーション・パターンが施された

最高ランクの〈セミアニリンのレザー〉や〈スポーツプラスシート〉が標準装備され、

このモデルがシリーズ全体のポジショニングを強化する役目を担っていることを表しています。







2018年に登場した現行ヴァンテージ(第4世代)はV8エンジンのみでしたが、

それまでの歴代VantageとV12は切っても切れない関係にありました。





2009年のV12 Vantageを筆頭に、

ザガート仕様のレースカーやGT3モデルなどのバリエーションを輩出し、

V12 Vantageをベースに2台だけが作られたCC100や、GT12、V600といった

超スペシャルプロジェクトも生まれています。





小さなボディに大きな12気筒エンジンを詰め込んだV12 Vantageの強烈なパフォーマンスは、

長きにわたり世界中のクルマ愛好家に高く評価され続けてきました。





V12 Vantageの本質は今も昔もまったく変わっていません。

最速・最強・最高峰のダイナミズムを誇るV12 ヴァンテージとともに、

この血統に幕が下ろされようとしています。





我々のドライビング ダイナミクスの粋を具現したV12 Vantageは、

至高の中の至高としてその名を残したことでしょう。











それではまた、新たな情報が分かり次第ブログでお知らせいたします(^^)♪





















Written by Y.H

アストンマーティン広島

Tel 082-255-0070

E-mail info@m-auto.co.jp

フォロー いいね!お願いします。