「DBR1」24億円で落札
1956年製のアストンマーティンDBR1が、
米カリフォルニア州で開催された「RM サザビーズ」でオークションにかけられ、
英国車としては過去最高となる2255万ドル(約24億6500万円)で落札されました。
電話でオークションに参加した、匿名の人物が競り勝ち、落札したそうです。
これまでの過去最高額は、
1年前に記録された
1955年製の ジャガーDタイプ の2180万ドルでしたが、
それを塗り替える新記録となりました。
DBR1は、1956年のルマン24時間レース参戦のため開発されました。
同車種は、5台しか製造されておらず、
DBR1/1、DBR1/2、DBR1/3、DBR1/4、DBR1/5の
正式名称がつけられています。
その中でも、最も価値のあると言われている
DBR1/1が、今回オークションに出展されました。
コンディションは、アストンマーティンを専門とする整備士によって
適切に管理されていたため、
ほぼ新車の状態で、自走も可能だそうです。
オークションにはオリジナルのエンジンも含まれていますが、
出品者は、オリジナルのエンジンは「貴重すぎる」として
複製と入れ替えているとのことです。
DBR1は1957年の「ニュルブルクリンク1000km」で、
トニー・ブルックス/ノエル・カニンガム-レイド組が優勝。
1958年には、スターリング・モス/ジャック・ブラバム組
翌1959年は、モス/ジャック・ファーハム組が
「ルマン24時間耐久レース」で2年連続優勝を達成しています。
さらに、キャロル・シェルビー / ロイ・サルヴァドーリ組 と
モーリス・トランティニャン / ポール・フレール組 が、
1-2フィニッシュを記録しています。
その後、アストンマーティンはF1世界選手権に主戦場を求め、
5台のDBR1はプライベーターに売却され、
1963年までに第一線から退くことになりました。
4台は今も存在しており、
先進エンジニアリングと独自のデザインを融合させる
アストンマーティンのレーシングスタイルの急先鋒として、
アストンマーティンの歴史を語るうえで、
絶対に欠かせない存在となっています。
シャーシ: | マルチ・チューブラー、スペースフレーム・デザイン |
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サスペンション: | トーションバー&トレーリングアーム |
全長: | 4,026 mm |
全幅: | 1,630 mm |
全高: | 978 mm |
ホイールベース: | 2,290 mm |
エンジン: | アストンマーティン直列6気筒、2,493cc/2,922cc、FRレイアウト |
トランスミッション: | デイビッド・ブラウン設計、CG537 5速マニュアル |
車両重量: | 801 kg |
キャロル・シェルビー、スターリング・モスといった超一流レーサーとともに、
ヒストリックレース会に燦然と輝いたアストンマーティンの名車「DBR1」。
どんな方が手に入れたのか気になりますね。
アストンマーティン広島
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