クラフトマンシップ(手作業)によるこだわり。

英国のほぼ中央に位置する、ゲイドン。

ここにアストンマーティンが本社を構えたのは、今から13年前のことです。

 

 

現在、51か国・164ディーラーを要するアストンマーティンの中心・ゲイドン本社では

約1600名が働いております。

もちろん本社の業務やエンジニアリング部門など、様々な仕事がございますが

1600名に及ぶスタッフのうち、実に全体の半数以上が直接クルマ造りに関わっております。

 

 

アストンマーティンがこだわる≪ Craftmanship ≫をここから感じることができます。

 

現代では、いかに効率的に数を造るか、というところに力が注がれるのが一般的です。

その為、モノ作りはオートメーション化され、量産体制を整えることが必要となり

自動車業界も、その流れの中にあります。

しかし、アストンマーティンの工場にあるロボットは、たった5台

その5台のロボット以外は、全て職人たちによる手作業です。

 

 

例えば、塗装部門。

6工程ある中でロボットを用いるのは、ペイントスプレーの1工程のみ。

他は職人の手で進められますが、やはり人間の手。

均一に綺麗に仕上げるのは大変です。

しかし、1mm大のムラがあってもやり直し。という厳しさで

色の調合~塗装完了まで、1台に要する時間はなんと50時間にもなります。

Vanquishに関しては、70時間もかかるのです。

 

気が遠くなりそうです。

 

インテリア部門も、全てに職人の目が光ります。

Bridge of Weir製の上質なレザー。

届いたレザーをチェックし、カットから縫製まで、きっちり人の手で仕上げます。

また、少しの差異も出ないように、1台のインテリアトリムを1人が担当し

こちらも70時間かけて1台を仕上げます。

 

 

クルマの原型ももちろん人の手。

アストンマーティンが全てのモデルに使用する骨格、VH Architectureは構造が複雑です。

軽量でねじれ剛性が高いVH構造は、職人がひとつひとつ組み立てていかなければなりません。

 

機械ではなく手作業で、しかし品質は落とさない。

丁寧に丁寧に造り上げているのです。

その結果、1日に生産されるアストンマーティンは、70台ほど。

 

年間生産台数が4000台ほど、というのも肯けますね。

 

 

また、アストンマーティンCEOのアンディ・パーマーは

イギリスのクラフトマンシップと日本の高い品質の融合を目指すとしており

細かな点までこだわる日本人の気質に合ったクルマ造りが期待されます。

これまで以上に、上質なアストンマーティンをお楽しみいただけることでしょう☆

 

丁寧なクルマ造り。

実車をご覧いただき、実感していただければ幸いです。