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【プレスリリース】アストンマーティン、Valkyrie Spiderを発表

2021-08-17

 
 
アストンマーティンValkyrie Spiderを発表
オープントップ・ドライビングによる
類まれなフォーミュラ1®体験を提供するロードモデル
 
 
 
 
・フォーミュラ1®からフィードバックされたエアロダイナミクスとパフォーマンス、F1®マシンを彷彿とさせるオープントップ・ドライビング体験
・取り外し可能なルーフパネルにより、ドライバーとパッセンジャーの感性を刺激する究極の走りを実現
・アストンマーティンValkyrieの血統を次のステップへと進化させるValkyrie Spiderは、アストンマーティン史上最速かつ究極のオープントップ・モデル
・全世界で85台を限定生産、納車は2022年下半期から開始
 
 

 

 
 
 
 
 
2021年8月12日、米国カリフォルニア州モントレー:
アストンマーティンは、ペブルビーチで開催されるコンコース・デレガンスで、アストンマーティンValkyrieの血統を次のステップへと進化させるモデル、Valkyrie Spiderを発表します。このスリリングなニューモデルは、ドライバーとマシンの一体感をさらに強化しています。
世界でもっとも過激なハイパーカー、Valkyrieのオープントップ・モデルとして開発されたValkyrie Spiderは、その圧倒的なパフォーマンスでドライバーの感性を刺激し、サーキットはもちろんのこと、公道においてもF1®マシンを彷彿とさせる走行体験を提供します。

開発チームは、アストンマーティンとエイドリアン・ニューウェイによって立ち上げられたValkyrieプログラムの厳格なパフォーマンス目標とコア・エクスペリエンスを維持しながら、ラグジュアリー・オープントップ・モデルとは何かを追求する課題に取り組みました。
世界最先端のハイパーカー・デザインとテクノロジーを受け継いだValkyire Spiderは、アストンマーティンおよびレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ(RBAT)の才能溢れる開発チームによって生み出されたユニークなエンジニアリング・ソリューションの恩恵を受けています。
 
 
 
 
 
                                    
 
 


Valkyrieに搭載される1,155PSのハイブリッドV12パワートレインに変更はないものの、Valkyrie Spiderでは、カーボンファイバー構造に改良が加えられ、アクティブ・エアロダイナクス・システムとアクティブ・シャシー・システムのキャリブレーションが全面的に見直されました。これらの対策は、ルーフを取り外した状態で走行したときでも、Valkyrie本来のパフォーマンスを発揮できるようにすることを目標としています。

Valkyrie Spiderの類まれなパフォーマンスの鍵となるのは、超軽量構造と強力なダウンフォースを発生するエアロダイナミクス・パッケージです。ティアドロップ型のコックピットを含むアッパーボディとサイドパネルは、コックピットフロアの両側を走る巨大なベンチュリ・トンネルを包み込むように優雅な輪郭を形成しています。
これらのトンネルは、大量のエアをアンダーボディに取り込み、リア・ディフュフューザーへと送り出す役割を果たしています。それにより、アストンマーティンValkyrie Spiderは、美しいスタイリングを犠牲にする空力デバイスをボディ上部に一切追加することなく、きわめて高いレベルのダウンフォースを生み出すことに成功しています(240km/hで1,400kg以上:トラック・モード時)。


Valkyrieと同じ厳格な設計思想を適用することにより、Valkyrie Spiderの重量は、オリジナルのクーペモデルと比較してわずかな増加に抑えられ、軽快なライトウェイト・ソリューションという、このモデル本来のパッケージングを受け継いでいます。
ルーフを取り外した状態での最高速度は330km/h以上に達し(ルーフを装着した場合は350km/h以上)、アストンマーティン史上最速かつもっとも過激なオープントップ・モデルとなっています。世界耐久選手権を戦うLMP1マシンと同等のパフォーマンスを発揮するValkyrie Spiderは、公道走行可能なモデルとしては、通常では達成できないレベルのラップタイムを計測できるようにシミュレートされています。
 
 
                                      
 
 
 


Valkyrie Spiderのコックピットは、ドライバーに完全に焦点を合わせています。F1®マシンからヒントを得たこのモデルは、低い着座位置よりも高い場所に設定されたペダル類を特長とし、6点式シートベルトにより乗員の安全を確保します。センター・リアビューカメラ・システムは、フロントおよびリア・パーキングセンサーとともに、高速および低速走行時にドライバーをサポートし、インストルメントパネルのすぐ上にはカメラ用のディスプレイが設置されています。 

取り外し可能な専用の軽量ルーフは、カーボンファイバー製センターパネルとポリカーボネート製ルーフウィンドウから構成されています。センターパネルは、ルーフ後端のタブとウィンドスクリーン・サラウンドに固定される一方で、ルーフウィンドウはそれぞれの側で支えられています。ルーフを取り外す際は、ドアを開け、ルーフを持ち上げて収納するだけです。
取り外し可能なルーフパネルとラグジュアリーなオープントップ・レイアウトを実現し、新しくなったドアをサポートするために、カーボンファイバー構造に変更が加えられました。これにより、Valkyrie Spiderのドアは、車両前方に向けて上部へ跳ね上がるフロントヒンジ・タイプへと変更されています。


これらの構造変更は、アストンマーティンのエンジニアリング・チームによって実施されました。チームはまた、この新しい構造のテストおよび検証プロセスの実行にも責任も負っています。最初の開発プロトタイプの製作と実地テストに先立ち、パワフルなシミュレーション・ツールを幅広く活用することにより、Valkyrie Spiderの開発は順調に進んでいます。
 
 
 
 
                                      
 
 
 
 
 


アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のトビアス・ムアースは、次のように述べています。
「アストンマーティンValkyrieは、極めて高度なイノベーションとテクノロジーを組み合わせたモデルですが、何よりもエモーショナルなドライブ体験を追及することに焦点を当てています。Valkyrie Spiderは、その情熱と感性をさらなる高みへと引き上げ、真にセンセーショナルな走りを実現しています。
このモデルには、レブリミットが11,000rpm以上に達する6.5リッターV12ユニットが搭載されています。ルーフを取り外した状態で、このエンジンが奏でるサウンドを聴ける日を、今から楽しみにしています」


レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサー、エイドリアン・ニューウェイは、次のように語っています。
「私たちは、アストンマーティンValkyrieプロジェクトを立ち上げた当初から、従来のロードカーをはるかに超える厳格な目標を設定してきました。そして、オープントップ・ハイパーカー・カテゴリーに属するValkyrie Spiderにも、同じ設計思想を適用しました。
このモデルは、一見するとValkyrieからルーフを取り外しただけに見えるかもしれませんが、Valkyrieと同じコンセプトを採用するためには大きな困難が伴いました。もっとも重視した点は、ルーフを外した状態でも空力性能を維持することでした。同様に、運転の楽しみを最大限に引き出しながらも、オープントップ・モデルにとって避けられない重量増加も最小限に留めています」


Valkyrie Spiderは全世界で85台が限定生産されます(左ハンドルおよび右ハンドル仕様を設定)。予約の受け付けと割り当ては、まもなく開始されます。最初の納車は2022年下半期を予定しています。

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