軽快で高速道路でもワインディングでも楽しめる グランドツアラー ジウジアーロデザインの兄弟車と言ってもいい3200GT、クーペ、グランスポーツ。ジウジアーロデザイン最後の完成された2ドアクーペがマセラティ・グランスポーツです。 クーペとの違いを言いますとエクステリアはフロントバンパー、リヤバンパー、サイドスカート等が新設計になりエアロダイナミクスも改良されました。 フロントとリヤバンパーのグリル部分もメッキを施されてかなりスタイリッシュに変身しています。 ホイールサイズも18インチから19インチへ変更されました。 インテリアもレザーとカーボン、そしてブライトテックスと言う新素材でまとめられています。 今回の試乗車の色は吸い込まれそうな深みがあり、明るい絶妙なブルーそれがこの車のブルーメディオテラネオと言う色です。写真でもわかる様に光の当たり方によって素晴しい発色をします。 エンジンを掛けるにはドライバーズシートに着いてキーシリンダーを回しオンにします。 次に右下のセンターコンソールにある青いスターターボタンを押せば美しい音が始まります。そして、是非青いボタンの下に配置してあるSPORTボタンを押してください。 素晴しいエンジンサウンドが聞こえてきます。 まさにフェラーリ社で製造されたエンジンのサウンド。そしてパワー。フロントエンジンですから振り回しても扱いやすいのでMSPオフのモードも楽しみやすいと思います。 ドライブしてみるとスポーツカーらしさが湧き出る感じでついついアクセルを踏み込んで楽しみたくなります。 加速のフィーリングも良いのですが減速は更に気持ち良くてブレーキングをしながらのカンビオコルサのパドル操作ではパンパンと言う歯切れの良いその音に自ら酔いしれる感じです。 街中ではノーマルモードで静かにのんびり、ちょっと山間部に行けばバイクのツーリングの様に楽しくリズミカルにドライブ。 仕事にも息抜きにも使えるそんなマセラティでした。
桧井保孝 (ひのいやすたか) 1969年 広島県生まれ 繊細かつ丁寧なドライビングは評価が高く、フォーミラカーからGTカーまで何でも乗りこなす器用なドライバー。 また、「日本一のフェラーリ使い」の異名を持ち、フェラーリ関連のイベント等ではオフシャルテストドライバーとして、F1やFXX等のドライブでもお馴染み。 レースの他、雑誌のライターや各イベント・走行会等でも講師として活躍。