☆Ferrari599HGTEパッケージ☆(その2)

今回は599HGTEパッケージのメカニカルな特徴にスポットをあててみたいと思います。

 

まず、HGTEとは(ハンドリング)GT(グラントゥーリズモ)E(エボリューション)の略で、読んで字のごとくハンドリングを中心にした599の進化版といったところです。

 

まずはサスペンション関係では、4輪ともにハードスプリングが装着されており、フロントで16%、リアで10%の強度がアップしております。加えて約1センチほど車高が低く旋回時の安定度がアップしております。

また、リアアンチロールバー(スタビライザー)も24.5mmとノーマル23mmより1.5mmも太くなっています。

補足でエンジンの配置が違いますが、360モデナと360チャレンジでは1mmのアップでした。

スタビライザーは挙動に大きく貢献しますので、重要ポイントです。

 

 

次にフォーカスをあてるべきは「シフトスピード」ですね。

通常の599のシフトスピードは100msから80msへと早くなったことです。

ms(ミリセカンド)は1000分の1秒ですので、分かりやすく言えば・・・

シフトに6秒かかる85歳のおじいちゃんと、シフトを4.8秒で済ませる35歳の開業医(年収2000万)位の差があります。

 このシステムは機械的な変更はなく、コンピューターの変更で実現しています。

大きな特徴は、クラッチ動作とシフティングをシンクロさせて時間短縮をさせています。

 

この動作にはもちろんアクセルからの信号を重要にしますので、当然のごとくエンジン・コンピューターも改良されております。

 

 

また、サスペンションに戻りますが599から導入された磁性流体サスペンション(マグネライド・サスペンション)もスポーツ設定にプログラミングされております。

マグネライド・サスペンションとは、磁力により分子が結合し粘度が硬くなる特殊な液体を使用したサスペンションで、

通常の減衰力が変化するサスペンションだと、下図のようにA室からB室に移動する液体が通る通路の大きさを変更して硬さを変えます。

図では上の青いプレートをモーターでまわして大きさを変えます。

 

どうですか?

瞬間的な車の挙動にモーターの回転で対応できるのでしょうか?

牛歩のごとくです。

 

そこでマグネライド・サスペンションでは、磁力を近づけると一瞬で硬くなる液体を使い、A室とB室の間に電磁コイルを巻いた通路を作ります。

 

動作させるのは電磁コイルに「ピッ」と電気を送るだけです。

送信する電気の大きさによって硬さも無段階で変更できます。

モーターで「ギュルギュル」と回すより、「ピッ」電気を送るだけのほうが対応が素早いのです。

これでこそ「馬並み」です。

新車のほうが割安ですが、このHGTEキットは純正パーツとしても後付け出来ますので599の方は「Genuine Parts」コーナーにて若返ってください。

部分的に分かれておりますので、ご自分に併せてリフレッシュをお勧めします。

 

リンク先

http://www.m-auto.co.jp/goods/index.php?c=item_parts_list&item_parts_category_pk=1300346127

 

それと全国の85歳のおじいちゃんへ、悪気は有りません申し訳ありませんでした。

 

2011/06/20(Mon) | 新着情報
フェラーリ・ロータス正規ディーラー『エムオート』