〇〇の舞台裏
この度、シートのメンテナンスで入庫したDB11.
メカニックの木原店長が、何やらごそごそしているので覗いてみると、
普段、あまり見る事のないシートレザーの舞台裏に遭遇しました。
主役は、このケストレルタン×ピュアブラックの相性が抜群のDB11.
まずは、シート1席分丸ごと外します。
スポッ。
今回は、こちらのレザーシートの張替えを行いました。
スコットランド Bridge of Weir社のレザーは、アストンマーティンと同じく100年以上の歴史をもちます。
研究に研究を重ね、世界30か国以上に輸出するレザー業界のパイオニア的存在です。
アストンマーティンのシートの素材は、全部で3種類
①ストラスモア(標準)
②ケースネス(オプション)
③バルモラル(オプション)
こちらのシートは、②ケースネスレザーです。
自然な風合いもち、独特のやわらかさが特徴です。
写真だとお伝えするのが非常に難しいのですが、
ぞうきんを絞るようにひねっても、驚くほど柔軟性に優れています。
シートの裏側はどのようになっているでしょうか?
ハンドクラフトを感じさせる親しみある裏側です。
シートとシートを縫い合わせている部分。
のりしろ部分が十分に残っています。これは縫合した際のつなぎの強度にも関係します。
色が切り替わっている部分が縫い切れていないと、徐々にシートのつぎめがゆるくなってしまいますもんね。
こちらは、ブローグというDB11独特のデザイン。
ふかふかして、かなり厚みがあります。
パンチングの穴は、裏から見てもきれいですね。
続いて、ヌバック部分のレザー。
肌触りが非常によかったです。
この部分、もう少しぎりぎりまで切って使えば、何かに使いまわせるんじゃないの?とついつい思ってしまう使い方です。
アストンマーティンの作り方は、時間とお金と手間ひまがとてもかかっていることがわかりますね。
この取り換えたシートはもったいないですが、本国へお返しいたします。
最後も人力で取り付け。
一度見てしまうと、他の部分の裏側も知りたくなります。
次は、何を覗いてみましょうか♪
お楽しみに★
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