RapideSにフォーカス
アストンマーティン流 4ドアスポーツカー”RapideS”
その前身となるのが、2010年に誕生したRapideです。
アストンマーティン史上初めての4ドアモデルの誕生でした。
徐々にRapideが浸透していき、さらなる進化を遂げて登場したのが、2013年にデビューした”RapideS”です。
このモデルチェンジは、いわゆるマイナーチェンジです。
まずはデザイン
大きく変化したのは、アストンマーティンの顔ともいうべき、
”フロントグリル”でしょう。
グリルが大きくなったのには、もう一つの訳があります。
歩行者保護と安全性に積極的な役割を果たすよう、万が一障害物にあたり衝撃を受けた際に、
グリルを取り付けている4つのピンが衝撃ではずれ、グリル全体が内側に押し込まれる設計となっています。
事故をしても、安心というわけです。
そして、大胆なボディサイズはほぼ変わらず、
全長4,970mm×全幅1,929mm×全高1,350mm
続いて、エンジン。
スペックを単純に比較すると、
<Rapide>
エンジン|5935cc V型12気筒
最高出力|477ps/6,000rpm
最大トルク|600Nm/5,000rpm
トランスミッション|6速AT タッチトロニック2
サスペンション|F:ダブルウィッシュボーン R:ダブルウィッシュボーン
タイヤ|F:245/40 R20 R:295/35 R20
最高速度|303km/h
0-100km/h加速|5.3秒
<RapideS>
エンジン|5935cc V型12気筒
最高出力|560ps/6,650rpm
最大トルク|6300Nm/5,500rpm
トランスミッション|8速AT タッチトロニック3
サスペンション|F:ダブルウィッシュボーン R:ダブルウィッシュボーン
タイヤ|F:245/40 R20 R:295/35 R20
最高速度|327km/h
0-100km/h加速|4.4秒
●トランスミッションは、6速ATから8速ATのタッチトロニック3へと変更。
4 つのギアセットと 5 つのシフト・エレメントで構成される8速ギアが、
常に最適なオペレーションレベルを実現し、これまでにない滑らかな変速と加速が体感できます。
●ノーマル、スポーツ、トラックの3つの走りが可能。
●エンジンマウントの位置が19mm低くなり、さらなる低重心化で、運転作業効率がアップ。
●シャシーは、押出アルミニウムのVHプラットフォーム。
ボディデザイン、インテリア、そしてスポーツカーとしての性能が全てパーフェクトになったところで、
ドライバーの満足度も頂点に達します。
その全体のバランスのとり方が、実にアストンマーティンは素晴らしいのだと改めて感じさせてくれる1台です。