《 DB 》の歴史。Vol.3
2016/01/23
DBシリーズをざっくりご紹介しておりますが、とうとうVol.3となりました。
ご覧いただいている皆様、もう少しだけお付き合いください♪
Vol.2でご紹介致しました通り、《 DBS 》の生産終了とともに、DBシリーズは一旦休憩しております。
次にDBの名が付けられるのは、1993年の《 DB7 》となります。
Aston Martinは1990年代初頭、生き残るために生産台数を引き上げる必要に迫られます。
そこで、あらゆるマーケットで販売することができ、価格も低めに抑えた製品を。という考えのもと
TWRグループ(トム・ウォーキンショーがドライバー兼マネージャーを務めるレーシングチーム)と
連携して開発されたのが、コードネームNPX=DB7なのです。
生産台数を引き上げるという目標もあり、DBSの1193台に対し、DB7は2461台製造されました。
だんだん生産台数が増えてきましたね。
DB7には、DB7 Vantage・DB7 Vantage Volante・DB7 ZAGATO・DB7 AR1と呼ばれるタイプなど
派生モデルも多々造られております。
7の次は、8!
と思った方、残念でした!
ここで、再度《 DBS 》が登場します。
この時期は、2007~2012年のクーペ、2009年~2012年のボランテの2種類のDBSがございます。
昔のDBSとまたスタイルが変わりました。
007のカジノ・ロワイヤルで登場するのが、このDBSなんです。
そして、その次に造られたのが《 DB9 》です。
DB9が発表されたのは、2003年。
翌年には、Volanteも造られました。
Aston Martinが英国ゲイドンに本拠地を構えて、初めて製造されたモデルであり
VH(ヴァーティカル/ホリゾンタル)構造を使用して開発された、初のAston Martinでもあります。
ちなみに何故、DB8がないのか?
それは、V8エンジンの車だと誤解されない為でした。
DBシリーズは、V12エンジン搭載モデルです。
そして、現在《 DB9 》には、DB9・DB9 Volante・DB9 Carbon Editionがあり
さらに、DB9 GTというモデルも誕生しました。
DB9・DB9 GTは、オーダー受付中ですのでご相談ください☆
DB9 GT には『 DB9 GT Bond Edition 』なる限定モデルもございます。
これは150台限定で、007最新作Spectreのリリースを記念して設定されております。
ただし、最新作Spectreでボンドカーとなっているのは、DB9ではなく《 DB10 》です。
「 スペクターに出ている車(DB10)はありますか? 」
といったお問い合わせも何度かいただいておりますが
このモデルは、ボンド映画とAston Martinの協力50周年記念として
スペクター撮影用に10台のみ造られたものですので、販売はしておりません。
皆様、ご了承くださいませ。
変遷を見て参りましたが、ご紹介していない派生モデルも含めると
DBと名の付くモデルは、14種類以上も造られております。
なかなか奥が深いんです♪
来月末には、漆黒のDB9 GT(ウルトラマリンブラック×ダークナイト)が到着予定です!
実車をご覧いただけるようになりますので、乞うご期待☆