象徴は「 Scarab Beetle 」
2016/01/08
国産車でも輸入車でも、エンブレムは非常に大切なもの。
そのマークひとつで、どのメーカーかがひと目で分かるので
印象的であればあるほど、存在感は増します。
例えば、広島を代表するマツダ。
MAZDAのMを象ったエンブレムは
「自らをたゆまず改革し続けることによって、力強く、留まることなく発展していく」
という決意が込められています。
では、Aston Martinのエンブレムはどうでしょう?
Aston Martinの文字が配された、WING マーク。
この翼のバッジは、1927年以来Aston Martinの代名詞となり、今日に至ります。
Aston Martinは、イギリスにあるアストンクリントン(AstonClinton)村と
創業者の1人、ライオネル・マーティン(Lionel Martin)に由来します。
そして、この形。
実は鳥ではないんです。
エジプトの黄金虫の仲間・スカラベ(Scarab)の羽がモチーフのデザインなんです。
古代エジプトでは、スカラベは天地創造の太陽神ケペラの化身として崇められてきました。
再生や復活の象徴である聖なる甲虫とされ、その形が象られた宝石彫刻も多々ございます。
そんなスカラベをモチーフとした、エンブレムは
ルマンに参戦したドライバーであり、芸術家でもあるサミー・デイヴィスによるデザイン。
ここに込められた想いは、果てしなく大きなものなんですね!
そして、1913年に創業したAston Martinは、2013年で100周年を迎えましたが
100年の間に、10回ものデザイン変更が行われました。
時代によって形が異なりますので、お車をご覧になった際に
じっくり見てみるのも面白いと思いますよ♪
さらにモデルによってカラーリングも変わってくるのですが、その話はまた後日。。。