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アストンマーティン、Vantage GT8で再びニュルブルクリンク24時間レースに参戦

2017-05-12

アストンマーティン、Vantage GT8で再びニュルブルクリンク24時間レースに参戦

 

 

 

l   Vantage GT8とともに量産車に近いSP8クラスで優勝を狙う

 

l   FIA WECアストンアーティン・レーシングのワークスドライバー、ダレン・ターナーやニッキー・ティームを含む経験豊富なドライバー・ラインナップ

 

l   アストンマーティン・ニュルブルクリンク・テストセンターがV12 VantageをSP8クラスに独自エントリー

 

 

 

2017年5月10日、ゲイドン(英国):

 

英国を代表するラグジュアリーブランド、アストンマーティンは、ADACチューリッヒ・ニュルブルクリンク24時間レース(N24)に12年目となる参戦を果たします。

 

       

 

量産車に近い仕様で製作されたアストンマーティンVantage GT8は、昨年のレースでも素晴らしいパフォーマンスを見せました。その過酷さからグリーンヘル(緑の地獄)と呼ばれるニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)において、24時間連続で究極の限界走行に挑みながら、昨年逃したSP8クラスのタイトル奪取を目指します。

その準備として、Vantage GT8は、予選レースとなる6時間耐久レースに参戦し、圧倒的な強さでSP8クラスを制しました。驚異的なペースでスポーツカーのポテンシャルを知らしめただけでなく、広範囲な改造が施されたスペシャリストマシン、GT3に勝るとも劣らないパフォーマンスを披露、200台以上がエントリーしたフィールドでひと際輝きを見せました。

ニュルブルクリンク24時間レースでVantage GT8(カーナンバー7)をドライブするのは、アストンマーティン・レーシングのワークスドライバー、ダレン・ターナー(英)とニッキー・ティーム(デンマーク)です。これに、FIA世界耐久選手権(WEC)ではお馴染みのピーター・ケイト(英)とマルクス・ルングストラッセ(ドイツ)も加わります。なお、ふたりは今年初め、ダレン・ターナーとのトリオでバサースト12時間に参戦しています。

 

アストンマーティンは、ニュルブルクリンクでやり残した仕事があります。とくにVantage GT8に関しては、昨年、レースの大半をリードしながら、不運なアクシデントで勝利を逃がしています。アストンマーティンVantage GT8は、WEC耐久シリーズに参戦するV8 Vantage GTEにインスピレーションを得て製作された150台限定のリミテッド・エディションであり、社内のアドバンスト・オペレーションズ・チームがエンジニアリングを担当、2016年に市場デビューを果たしました。今年のN24では、このチームがVantage GT8を走らせます。

 

アストンマーティン・レーシング社長兼チーフ・スペシャル・オペレーションズ・オフィサーのデイビッド・キングは、次のようにコメントしています。「世界には複数の24時間レースが存在しますが、その中でもノルドシュライフェは特別な場所であり、我々に試練とは何かを教えてくれます。我々は、ノルドシュライフェで既にテストを実施していますが、レース本番のように200台以上が一度に走行しているわけではありません。」

「GT8は、昨年のニュルブルクリンク24時間で素晴らしいパフォーマンスを披露しました」と、キングはコメントしています。「残念ながら、難しい状況の中でクラッシュしてしまいました。ただし、クラス首位を走行していましたし、時計のように正確なラップを刻んでいましたので、今年は最高のリザルトが期待できると考えています。」

 

     

 

昨年、ニュルブルクリンクに初参戦したVantage GT8は、NEXCELのアクティブ・オイル・マネージメント・システムの開発にも貢献しました。これは、密閉されたオイルセルに、エンジンオイルとオイルフィルターの両方が入っていて、わずか90秒で交換作業ができるという革新的なシステムです。過酷極まりないサーキット(ニュルブルクリンクのノルドシュライフェやオーストラリアのマウントパノラマ・サーキット)で実践テストに臨み、非常に貴重な開発データが得られています。

レーシングドライバーにとって、ノルドシュライフェは伝説的なサーキットであり、24時間レースは、現代のレースにおいてドライビング・スキルと勇気を試す最高の舞台の一つとなっています。アストンマーティン・レーシングのワークスドライバーであるダレン・ターナーは、Vantage GT8を駆って、昨年のニュルブルクリンク24時間、今年2月のバサースト12時間、最近ノルドシュライフェで行われた予選レースに参戦しています。

 

 

「ニュルブルクリンク24時間は、年間ハイライトのひとつです」と、ターナーは語っています。「どこで走っても24時間レースは楽しいですが、ノルドシュライフェはやはり特別です。クラス間のパフォーマンス差が激しいので、ラップごとにさまざまな出来事が発生します。昨年は良い走りができましたが、残念ながらチェッカーを受けられませんでした。今年は24時間完走を最優先として、GT8のポテンシャルをフルに発揮させ、できれば優勝したいと思っています!GT8は、素晴らしいマシンです。ニュルブルクリンクでも自分の手足のように反応します。予選レースを制しているので、24時間レース本番でも良い結果を残せる自信があります。」

 

アストンマーティンのファクトリー・チームに加え、今年はアストンマーティンのニュルブルクリンク・テストセンターもV12 Vantageで独自にSP8クラスに参戦します。

 

V12 Vantage(カーナンバー49)のドライバーは、ユルゲン・クローナー(ドイツ)、Dr. トニー・リチャーズ(ニュージーランド)、デイビッド・ティレニアス(米)とテストセンター・ディレクターのウォルフガング・シューバウアー(ドイツ)です。

さらに、アストンマーティン傘下のチームも参戦し、アストンマーティン・セント・ギャレンのレーシングチーム、R-Motorsportが Vantage GT4(カーナンバー70)をエントリー。アンドレアス・ベーンジンガー(スイス)、フローリアン・カメルガー(イタリア)、ピーター・リームハウス(オーストラリア)、マルクス・ルングストラッセ(ドイツ)にステアリングを委ねます。

 

     

 

ニュルブルクリンク24時間レースは、5月27日(土)の15:30(中央ヨーロッパ標準時)にスタートします。

 

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